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  • 執筆者の写真rirafulu

高齢に多いムクミ

本日も快晴!気持ちい朝でした。

そんな中、お問い合わせ。ご年配の方からむくみのお問い合わせが多くあります。

年を重ねるとむくみとお友達になることが非常に高くなります。


なぜ??


理由があります。


まず、筋力の低下。

筋肉が減るとポンプ作用が低下してリンパ液の流れが悪くなります。

筋肉の少ない女性がむくみやすいのも同じ理由です。


それと並行して、運動量も減るのでますます下肢のポンプ作用が低下して

リンパ液の循環が悪くなります。

寝たきりに多いのはこの筋力低下が大きな要素です。


次は心臓機能の低下。心不全や不整脈などですね。

リンパ液はもともと血液です。血液のをうまくポンプ出来なくなるため血流が悪くなり染み出た組織液が溜まります。よって浮腫みます。

他にも腎臓機能や肝機能低下でもむくみます。になるとこういった内臓の機能低下によって引き起こされることが多いです。


もう一つはタンパク質=アルブミンの減少。

アルブミンは血液中(血清)に多く含まれるタンパク質の一つで、アミノ酸などの栄養素を運搬するほか、血液の浸透圧を調整する働きをしています。

浸透圧というのは、血管に水分を取り込んだり、排出したりするときの圧力のことです。

そのためアルブミンが低下すると、水分を血管に維持する力が弱くなり、過剰に染み出てしまい、水分がたまりやすくなることがわかってきました。


アルブミンは、食べ物などにふくまれるタンパク質をもとにして肝臓で合成され、腎臓でろ過されます。そのためアルブミンが低下している場合には、肝臓や腎臓などになんらかの障害がある可能性が考えられます。そのサインの一つが、むくみです。


つまり、先に説明した腎機能・肝機能の低下はこのアルブミンが絡んでします。


うーーん。ややこしい!!(笑)


でも私は看護師なので医師のようにこれが原因です!との診断はつけられません。

あくまで可能性です。ですので問診の際にはその辺のことをよーーく確認させてもらっていいます。

絶対施術禁忌と言われている疾患もありますので、見落とすと大変事になります。

特に心不全や血栓症。リンパ液を流すと心臓に戻る血液量が増えて負担になってしまい、心不全の悪化を招きます。静脈血栓症も血流が促されて心臓や肺に流れてしますと、肺塞栓症ほ引き起こしてしまいます。それが脳にいくと・・・・そう。


脳梗塞!


むくみは大きな疾患の手がかりともなります。

一時的なのか、持続するのか。足の色や症状を観察するチャンスにもなります。


皆さんの足はいかがですか~?


*補足*ターミナル・終末期・緩和ケアと呼ばれるものにおいてのむくみ治療は

「安楽」を目的としています。

心不全やが悪化しても、血栓が悪化しても…

をすべて承諾した上での施術です。

なにを優先するのかはご家族交えて話し合ってみてください。





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